2009年6月29日

沖縄・伊平屋島遠征~タマンの投げ釣り

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 6月22日から3泊4日で沖縄県最北端の伊平屋島へタマン(ハマフエフキ)を狙って遠征してきました。
まず出発3日前になんとフィリピンの西に台風3号が発生!いきなりの大ピンチです。
一度は遠征を断念しようか?と思いましたが、予報では台湾海峡を抜けて中国大陸沿岸を北上するというので、初志貫徹で前日にGO!を決定しました。

 福岡を朝一の飛行機で出発し沖縄入り。まず那覇で予約していたレンタカーをピックアップして沖縄自動車道をひたすら北上し、本島北部で最大の街・名護へ。 名護でまずは・・・大好物のソーキそばを食べて気合を入れます(*^o^*) 。満腹になったところで地元大手チェーンの釣具店へ。沖縄オリジナルの「ご当地グッズ」をいろいろと物色します。これも遠征ならではの楽しみ。さらに餌のイカ切り身、スルルー(キビナゴ)、ブロック氷を仕入れてから伊平屋島行きのフェリーが出る今帰仁村の運天港へ移動。
レンタカーごとフェリーに乗り込み後は爆睡です・・・(-_-) zzz。
約1時間20分の船旅で、今回の戦いの舞台である伊平屋島に上陸。

ここまで福岡から実に所要8時間半!!民宿に向かう道すがら、事前に情報収集しておいたタマンポイントをチェックします。 それにしてもこのエメラルドグリーンの海の美しさ!

過去40回以上の沖縄出張の経験から見ても、県内でも間違いなく3本の指に入る美しさでしょう!!これでこのビーチに可愛いビキニギャルがゴロゴロしてれば言うことなし!なんですが・・・
現実はそんなに甘くはなく椰子の実がゴロゴロ転がっているだけでした~(-"-;) 。

伊平屋島と南にある野甫島をつなぐ野甫大橋に差し掛かるとこれまた絶景です!!写真の左端の護岸と砂浜もタマンポイントのひとつです。

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 民宿に到着するとあいさつもそこそこに、着替えバックを部屋に置いて~速攻で今夜のポイントへ向かいます。満潮は午後7時。すでに時計は午後5時を回っています。予報では明日は台風の余波で南風が強くなりウネリも入ってくるとか。そこで過去に70オーバーのタマンが上がっている一発大物ポイントでいきなり勝負することに。ポイントに到着するともうすでに潮がかなり上がっていて海底のサンゴの分布が良くわかりません(>_<)。沖縄ではサンゴ礁の海での投げ釣りを「打ち込み釣り」と呼びます。サンゴとサンゴの間にある砂地やフラットな岩盤などの狭いポイントを狙って"打ち込む"ことからそう呼ばれているのです。その肝心なポイントが良くわからないのでは釣りになりません。そこで用意してきた海保の航空写真を頼りに釣り座を決めました。


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竿はご当地仕様の砂浜用ピトンを打ち込み、土のう袋に砂を詰めてガッチリと固定します。

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そしてまずはご当地流の撒き餌から。その名も「ヒットマン」!これナイスなネーミングでしょう?
これはウニガラエキス等を練りこんで固めたもので、本土のイシダイ撒き餌に似た感じでしょうか。使い方は適当な大きさに切って、時合の1時間ほど前にドボン、ドボンとポイントへ投げ込むだけ。この撒き餌は直接タマンをおびき寄せるのではなく、タマンの餌となる小魚を寄せるためのもの。ヒットマンの臭いに集まってきた小魚のパクパク音を聞きつけたタマンが沖から寄ってくるらしい??本土の常識では「なんで~わざわざ餌取りを集めるなんて!」と思うでしょうが、実は沖縄のサンゴ礁の海の食物連鎖をうまく利用した撒き餌なんですね。

 日が完全に暮れると辺りは漆黒の闇に包まれました。沖縄タマンに最高と言われる新月の大潮を選んで来たので月明かりもありません。見上げると星座が全くわからないほどの無数の星空が!これまでの人生で最高の星空に間違いありません。天の川もまるで雲の帯みたい見えます。目が慣れてくると「星明かり☆」で足元がぼんやりですが見えるようになりました。
夜空を横切る流星に「タマン・食い付け!」と独り言でお願いします(^^;)ゞ。適度な南風がときおり吹いてくれるので、6月下旬の沖縄の気候にしては天国です。

しかしいっこうにアタリがない・・・満潮を過ぎて潮が動き始めると根がかり連発~(ToT)。 3本の竿の仕掛けの修復に追われていると潮位がどんどん下がって午後11時には釣り不能な水深に・・・。一旦、車に戻ってしばし休憩&仮眠します。


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午前3時に釣り場に戻って釣り再開。必殺?「ヒットマン」を再投入します。まず4時すぎに、右端の竿の穂先をクンクンと動かすアタリが!上げてみると丸々太ったヤマトビー(ニセクロホシフエダイ)30センチでした。
いつもならリリースするところですが、ここは沖縄。
ご当地流にすぐさま流木をまな板にしてナイフで三枚におろします。そのまま醤油をつけて食べたい!くらい脂が乗っている切り身を針に付けて再投入。

 するとしばらくして切り身をつけた竿先をガンガン揺らす激震のアタリが~( ̄□ ̄;)!!速攻で竿に走り寄りアワセるとかなりの手応え!!しかしリールを巻きだして3秒で~フワーと軽くなり・・・痛恨の針ハズレ~(;>_<;)。。。
やはり伊平屋島のタマンは手ごわいですー。

その後アタリなしで日の出とともに撤収開始。宿に戻って朝飯を食べて、あとはひたすら爆睡です・・・(-_-) zzz。


 昼過ぎに起きて腹ごしらえしてから、2日目はまずは干潮のこの時間に島をぐるりと1周してポイントチェックに。すると台風3号の影響で南西風約8mの強風が吹きつけていて、竿を出して見たかった島の西海岸のポイントは全滅です・・・。
さらに追い打ちをかけるように良くない知らせが~地元の人から「4年ぶりにスクが大漁で橋の周りには人だかりができてるよ~」と・・・さっそく見に行ってみると数人の海人が海に潜って追い込み漁をしているではないですか!おまけに周辺では数隻の漁船が忙しく動き回っています。

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スクとはアイゴの稚魚のことで、例年6月の大潮の日に大群をなしてサンゴ礁の海にやってくるのです。沖縄料理店に行った経験がある方ならば、豆腐の上に塩漬けの小魚が乗った「スクガラス」という料理を食べたことがあるはずです。それがこのスクです。しかしここ数年、伊平屋島周辺ではスクが少なかったとか。
「スクがスクない~(^^;)ゞ」なんてオヤジギャグを言っている場合ではないのです!スクの大群がやってくるとタマンはスクの群れを追いかけて捕食するため、打ち込み釣りでは釣れなくなる?という話を聞いたことがあるのですー。なんたる不運・・(-゛-メ)

結局、スクが大漁の島の南海岸と強風の西海岸を避けて、今夜も昨夜と同じ東海岸ポイントのちょい北側でやってみることに。
一旦部屋に戻り、昨夜の反省をしつつ仕掛けを自分なりに改良して作り直します。

 再び日没1時間前にポイントに戻って釣り開始。昨夜よりも明らかに南風も強く沖合も波立っています。今夜は竿数を2本に減らして静かに打ち返す作戦に変更。しかし日没とシンクロした満潮も異常なし~。夜中の干潮に車に戻って携帯で天気予報をチェックすると、明日の夜は雨&嵐の予報に変わっているではないですか!
こうなったら午前3時から日の出の5時すぎまでのラストチャンスにリベンジを賭けるしかありません。

 釣り座に戻ると横から吹き付ける南風がさらに強くなり、波の音も大きくなっています。
午前4時すぎ、左の竿の仕掛けを交換していると視界の隅に揺れる右側の竿先ライトの光が目に入りました。「ついに来た!」とダッシュで竿に駆け寄り大アワセを入れます。「ガツン!?」と一瞬根がかりしましたが、次の瞬間に捨て糸が切れたようで魚が暴れ出しました。この引きで本命タマンを確信。サンゴ礁に潜られないように渾身の力を込めてリールをゴリ巻きします。波打ち際で暴れる魚にライトを当てると興奮して魚体が白くなったタマンが横たわっていました。
思わず「ヨッシャー!伊平屋島タマン・ゲットん!!」と夜空に叫んでガッツポーズしていました★\(^0^)/★!!!

メジャーを当てると目標の60センチには届きませんが、綺麗な魚体の54センチ。悪条件の中で執念で釣り上げた本命タマンだけに感無量です!

 その後、小さなアタリで左の竿にクチナジ30センチが来ましたが、こちらは伊平屋の海に感謝して優しくリリースしました。

そして美しい南国の朝焼けに見とれながら夜明けを迎え、釣りを終了。

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その後、朝日を浴びて輝く砂浜でタマンの記念撮影。


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 すがすがしい朝日を浴びながら民宿に帰ると、女将さんが「良く釣ったね~」と祝福してくれました。

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その日の夕食は女将さんのご厚意でタマンを刺身、味噌汁等に料理していただきオリオンビールと泡盛で祝杯をあげました。
実は「タマンを釣るまではビール1滴たりとも飲まないぞー」と決めて、暑い沖縄でもお酒を断ってきたので、この一杯の味は一生忘れられない格別なものとなりました。

やっぱり~沖縄離島遠征は最高です!!!


☆ 伊平屋島タマンタックル ☆

ロッド:投げ竿 33-430、35-425、40-425
リール:大型スピニング
道糸:ナイロン12号、PE8号
リーダー:ナイロン20号
天秤:誘導式タマン天秤 or 親子クレンサルカン~捨て錘式 
捨て糸:ナイロン8号
錘:ROCK・T-501・40号(アンカーフック外し)、六角40号
ハリス:ナイロン30号
針:極太タマン20号、スーパームツ20号
餌:イカの切り身、スルルー(キビナゴ)、ヤマトビーの切り身

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コメント

ぐるくんさん
綺麗な沖縄の写真をたくさんありがとうございます!
Gear-Labの壁紙に4枚も使わせていただきました。 
この美しい朝焼けの海にロッドが写っているのがとてもいいです。

いいじゃないですか。ビキニギャルがいなくても、椰子の実ゴロゴロの方が風情がありますよ。(^。^)

ところで・・・ヒットマンという面白い撒き餌に興味津々です。

これ買ってきましたか?ネットで見てもないんですよね。
小魚を集める撒き餌。 イカ釣りやアジ釣りそして青物釣りにも良さそうです。 このヒットマンの入手したいです。


今度一緒に沖縄に連れてってください。
なんかビールばっかり飲んでいる釣りになりそうな予感がしますが・・・。(~_~;)

DETCHさん>

まいど、ありがとうございます(^o^)/。

朝焼けの海のカットは自分のパソコンの壁紙に使ってますよ~。

ヒットマンは沖縄でしか手に入らないでしょうね。
県内の大きな釣具屋ならだいたいどこにでも置いてありますよ。

ひとつ余ったんで持って帰ろうか迷ったんですが、見た目が一般人にはあまりにも怪しい?ので、空港の手荷物検査でひっかかって最終便に乗り遅れたらシャレにならないので海に撒いてしまいました。。。

是非、一緒に沖縄に行きましょう!
DETCHさんなら打ち込み(投げ釣り)だけでなく、いろんな釣りが楽しめてたぶんいくら時間があっても足りないと思いますよ(^ ^;)ゞ 。

釣具屋の中を探検するだけでも、珍しいご当地グッズが色々あるので楽しめますから(=^_^=) 。

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